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////Tea Time 04 <星型と正三角形と四角形>


これまでに、星型六角形(A)から長方形(C)に(Coffee Break 02)、正三角形(B)から正方形(D)に(Tea Time 01)、星型六角形(A)から正三角形(B)に(Tea Time 03)それぞれ再構成が可能なデザインを検討してきましたが、今のところ私の知る限り星型から正方形が再構成できるデザインは未完成の様に思います。この検討はこれからの課題の一つに上げておくとして、次なる新たな課題が出てきました。
それは、星型と正三角形と四角形(長方形)が共通の小片を使用して再構成が可能となるデザインです。



あれやこれやと検討の結果、一応完成したのが図1のデザインです。小片の形とサイズはある程度バランスがとれ、長方形も縦横比1:1.29で正方形に近いのですが、小片数が8ピースでちょっと多めで、再構成した時のそれぞれの組み替え状態がどうもしっくりせず、あまり納得出来ていません。

図1:Design by T.Ito

それで、あらためて前出の<STAR>から再構成が出来ないか検討する事にしてみました。<STAR>は小片が6ピースで構成されています。図2のようにこの菱型(赤紫色)の小片を2つに分割すれば、うまく正三角形が再構成出来る事が分かりました。再構成出来る長方形は縦横比1:1.73で、図1の長方形(C)に比べ大分横長ですが、小片数は7ピースですっきりとまとまった感じがします。


図2:Design by T.Ito

長方形の縦横比を出来るだけ正方形に近づけるために、さらに<STAR>の小片に検討を加えたのが図3です。菱型(紫色)と直角三角形(青色)の小片を図の様にそれぞれ2分割し、小片数を8に増やすと正三角形も長方形もうまく再構成が出来ます。ただこのデザインは、分割して出来た小さな2つの直角三角形のサイズが他の小片に比べ小さいのが気にかかります。しかし、こうして既存のパズルの小片に少し工夫を加える事で、新たな組み替えの可能性が発見出来た事はうれしい成果です。いづれにしても図1〜図3のデザインでどれが正解という事はありません。要はこうしてあれこれと思考する、ささやかなひと時がパズル創作における楽しみと言えるかもしれません。

図3:Design by T.Ito
今回のチャレンジは、ふとした興味からによるもので、いろいろ検討する過程で他のパズル等からの新たな触発も受け、この創作パズルの世界にますますのめり込みそうな気がしてきています。


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