WEB-REPORT 私立美術館/文化・観光施設フォトガイド 


Photo-Guide of Private Museum in Oita
私立美術館・文化施設フォトガイド NO.21

国宝臼杵石仏
大分県臼杵市深田



臼杵石仏は、臼杵市街地から車で約10分、里山の風情漂う深田の丘陵の、山裾に露出した凝灰岩に彫られた磨崖仏群。平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られたと言われ、その数は60余体。規模、数量、質の高さにおいても我が国を代表する石仏群で、石仏としては我が国ではじめて、1995年(平成7年)6月国宝として59体が指定されている。
石仏群は地名の古園石仏、山王山石仏、ホキ石仏第1群(堂ヶ迫石仏)、ホキ石仏第2群と名付けられた四群に分かれている。(※ ホキとは「がけ」という意味の地名)
いずれも傑作秀作ぞろいだが、その中でも特に古園石仏群の中尊大日如来は「臼杵の石仏」を象徴する石仏で、ずっと以前は落ちた仏頭が前の石段に安置された状態であった。近年仏頭をもとの状態に戻すか否かの大論争の末、1993年(平成5年)8月本来の姿に近い状態に復位されている。
誰が何時ごろ造ったのかということははっきりした文献が残っていないので明確でないらしいが、伝説ではこの地方を治めていた真名長者(炭焼小五郎)と言われていた豪族が、我が子の死を悼み中国から法師を招いて造顕したという伝説が残っている。もちろん史実ではないようだが、この地方に住んでいた有力豪族が、その保護の下、すぐれた僧侶が石仏や寺院を造営したのは確かだということ。
臼杵石仏は、阿蘇山の大噴火によって堆積した火山灰から生じた阿蘇溶結凝灰岩という軟質な彫刻に適した石に彫られ、造形性も優れているが、反面、大変損傷がはげしいのも特徴。1980年から1994年までの14年間、保存修復工事が行われ、各磨崖仏群に保護のための覆屋も設置されている。
(撮影:ITOデザイン事務所 伊藤輝和 平成24年7月25日)







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