WEB-REPORT 私立美術館/文化・観光施設フォトガイド 


Photo guide of private museum and culture,sightseeing facilities
私立美術館/文化・観光施設フォトガイド NO.11

音無井路円形分水(音無井路十二号分水)
大分県竹田市百木(ももき)
竹田市荻町陽目渓谷の白水の滝を訪れた帰り、近くにユニークな灌漑用水施設があるとのことで立ち寄ってみた。陽目渓谷から県道8号の白水大橋を渡り新百木トンネルを出たすぐ脇に、「円形分水」のサインと駐車場(10台以上可)がある。道路脇にはこの灌漑用水施設見学者のための東屋と説明板も設置されている。
正式名称は音無井路十二号分水 (おとなしいろじゅうにごうぶんすい)で、大野川水系の大谷川を水源とし、竹田市南西部にある宮砥(みやど)地区等を灌漑するための用水で、音無井路円形分水とも呼ばれている 。
この円形分水は、分配する水の量を巡って争いが起こるようになったことから、耕地面積に応じて三地区に比例分水できるように工夫された施設で「サイフォン の原理を利用して円筒の中央から湧出する水が、その外側に設けられた円筒に均等に穿たれた20個の四角形の小窓によって分水され、最外周に三分して設けられた分水枡に貯められた後に3つの幹線水路に注ぎ込むようになっている。
20個の小窓は3つの水路に割り当てられた水量に比例して、それぞれの水路に5個、8個、7個が割り振られている。」(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
この円形分水を含め水路工事が完成するまでには、長い年月にわたる先人の想像を絶する苦労の歴史があり、施設の側には難工事に携わった先人の業績を偲ぶ頌徳碑が建っている。また、円形分水の周囲には数種類の古代米(?)が植えられた田圃があり、豊かな実りを象徴しているようであった。
音無井路十二号分水は、 土木学会 によって、近代土木遺産(Cランク)に指定されているとのこと。

(撮影/取材:平成19年10月2日)

企画・取材・撮影・編集(Web Design):ITOデザイン事務所/伊藤輝和




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