ウェブレポート/大分の名瀑(大分の滝)フォトライブラリー

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白水の滝  | 大分県竹田市荻町陽目
Shiramizu Falls / Ogi-machi Hinatame,taketa City
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湧水が飛び散り白く輝き、日本一の飛泉とたたえられた白水の滝

白水の滝は、大野川の源流となる大分県と熊本県県境にほぼ近い陽目渓谷に掛かる滝。竹田市街地から国道57号を走り、竹田警察署近くの信号付き交差点を左折し旧道に入り、後は「白水の滝」の誘導表示板をたよりに県道135号を進めばなんとか「陽目(ひなため)の里」にたどり着く。
ここには「里の駅陽目の里」(1)「名水茶屋」(火曜日定休日)があり、駐車場(約30台)も完備している。この茶屋から渓谷沿いの舗装された遊歩道(2)を約10分ほど歩けば、「大野川源流の碑」が建つ滝に至る山道の入り口(3)に着くが、訪れた時はこの遊歩道の一部が大雨による増水で決壊したか、通行注意の看板がかかっていた。

滝への山道入り口からは、太鼓橋を渡り遊歩道(4)をしばらく進むと最初の滝「母滝」(6)がまっている。少し傾斜した崖に二筋の滝、高さは約30m、一つは途中で少し留まるようにして流れ落ちる二段落ちの滝。母滝の名称のいわれは定かでないが、水が岩肌に沿うように流れ落ちる様は確かに優しい感じがする。
山道をさらに進めばこの滝の滝口とそこに流れ込む渓流(8)を間近に見ることが出来る。回りに目を移せば、滝見のための鉄製階段(5)が岸壁に張り付いたような異様な光景が目に飛び込んでくる。現在は利用不可の状態だったが、その岸壁からは、幾筋もの白い滝(7/14/15))が見られ、かつては約100mにわたって湧水が飛び散り白く輝いて、日本一の飛泉とたたえられ、各地から多くの人々が見物に訪れたともいわれ、そんな飛泉の数が九九泉で百泉に一つ足りなかったため、百の字の一をぬかし「白水の滝」と名付けられたと伝えられているのもうなづける。

山道を約15分程登り詰めただろうか、視界が開けそこに高さ約38m水量も豊か、勢いよく滝壺に落水する白水の滝(9/10/11/12/13)が目に映る。かつて岡藩主の中川氏もお茶屋を建てて清遊したことや、 画聖田能村竹田が備後(岡山県)の学者を伴ってここに遊び誇らしげに白水の滝をたたえことなど、滝を讃える逸話は沢山残っているほどに、さすが豊の国名水十五選の一つでもあり、昔から美しく著名な滝であったようである。
ちなみに、説明文によれば、有名な歌人雲上人の千種三位有功郷の「 豊国の 国の宝と岩間より 湧きて 泉の滝の白玉 」や、ある学者の「水の白きこと雪にもまさり、たとへんものなし」と感嘆し、「この滝のたたずまいは、いかに見るともあくことなし」と讃えたともある。

以前からこの滝を訪れてみたいとは思っていたが、地図で見る限り辺境の地のイメージがつきまとい、実際荻町はやはり山の中、遠いドライブコースではあったが、陽目渓谷もすばらしかったが、それにもましてここの滝には心洗われる思いがした。陽目の里にはキャンピングパーク(16)があり、シーズンには多くの人で賑わいをみせるとのこと。
撮影:2007年(平成19年)10月2日
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