ウェブレポート/大分の名瀑(大分の滝)フォトライブラリー

PHOTO:ITOデザイン事務所/伊藤輝和

■PHOTO LIBRARY / Waterfalls of Oita

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老野湧水の滝 | 大分県竹田市久住町栢木(カヤギ)老野
Oino-Yusui Falls /Oino,kujyu-Town,Taketa-City
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岩肌を縫うように清水が流れ落ちる、老野湧水の滝

老野湧水の滝へは、竹田市から久住方面に通じる国道442号の途中、「黄牛(あめうし)の滝」の標識約500m手前を右折。「老野湧水」の標識はなく、エノハ料理のサインがあるだけなので間違わないように。細い農道をしばらく走っていると、思わずはっとするような渓流の美しい風景(1)が目に映る。丁度雨上がりで渓流沿いの深い緑には靄がかかり、手前に白い水飛沫を上げ流れる小滝。最初はこれが目指す老野湧水の滝かと思ったが、どうも雰囲気が違うが、またとないシャッターチャンスとばかり、車を駐め、この偶然出会った風景(2/3)を胸はずむ思いでカメラに収める。後で調べたらこの川は、どうも竹田市へと流れる稲葉川の支流の久住川のようである。
思わぬ風景の出会いに得した気分で少し車を走らせると、道路右手にぽっかり視界が開け、なにやら公園らしき場所がある。駐車場や池や水車等が設置(6)されてはいるが、標識も何もない。ただ、この場所の正面に、扇状の苔むした岩肌を清水が縫うように流れ落ちている(5)。多分これが「老野湧水の滝」か。水量は決して多くはなく、滝と呼ぶにふさわしいかは個人の判断に任せるが、周りを杉の木立に囲まれた静寂の中で見るこの風景(4)に不思議な感じすら覚える。
不思議な感覚を抱きつつ、この場所を後にして数百メートル先の「老野湧水」へと向かう。
老野湧水は
数十台可能の駐車場も完備し、地元の人の生活用水や多くの水汲みの人に利用されているとのことだが、この日は誰一人いなく、ひっそりと静まりかえっていた(7)。老野湧水は。豊の国名水15選 (とよのくにめいすい15せん)にも選定された湧水で、妙見神社下の岩盤から湧き出た水が、拝殿の下を流れて主湧水に合流し、池に注がれているとのこと(8/9)。敷地に建つこの湧水の由来には『今より約370年前、岡藩の二代目藩主が鷹狩りを催された際この地老野を訪れ、七ヶ所の湧水と水量を賞でられ特に、ここの古びた祠の下より湧き出る霊水にいたく崇敬の念を覚えられ祠を建て替え妙見社とされたと云われています。』とある。 背後の鬱蒼とした木立に、小さな妙見神社の赤い屋根が際立ち、その脇に『昔より絶えることのない神の』がこんこんと湧き出ている風景(10)もまた、実に不思議な風景のように感じてしまう。

撮影:2008年(平成20年)8月5日

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