大正昭和・浪漫のかほりー別府の近代建築遺産/Modern Architecture Inheritance of Beppu


大正昭和・浪漫のかほりー別府の近代建築遺産 NO.12



独特の民家形式をした温泉建築
永石(なげし)温泉

永石温泉は、古くは永石(なげし)湯、握石(にぎいし)温泉、一夜(いちや)温泉とも呼ばれていたという。
その名前にまつわるエピソードも興味深く、『伝説によれば、弘法大師が西国巡錫の際に、日照り続きのこの地を訪れ、一杯の水を所望したところ、老婆が水を恵んでくれた。その老婆に感謝し、空に投石をすると、落ちた場所より湯水が湧き出したことから「投石(なげいし)の湯」とよばれ、後に「永石の湯」となった』とか、『玄関ホールに掲げられた昭和7年1月の「一夜温泉初浴式」の写真を見ると、まさにトタン茸の浴場で一晩で建ち上げたような姿を偲ばせる』(
「別府ふるさとガイド」)ともある。
永石温泉は、現在永石通りの変則5差路の角地に建つ市有市営の共同浴場で、入母屋造鉄板葺、木造平屋建、日田玖珠地方によく見かける鍵屋とよばれる矩(かな)折れに曲った独特の民家形式をした建物で、平成3年に改築され現在に至っている。建物の周辺には、時計塔や東屋、ポケットパークが設置されているが、機能的にも景観的にももう一工夫欲しいところ。(更新:平成20年2月23日)
平成12年('00)撮影 平成20年('08)2月撮影

企画・取材・撮影・編集(Web Design):ITOデザイン事務所/伊藤輝和

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