大正昭和・浪漫のかほりー別府の近代建築遺産/Modern Architecture Inheritance of Beppu


大正昭和・浪漫のかほりー別府の近代建築遺産 NO.19



別府八湯浜脇温泉の往時を偲ぶ旧家
ギャラリー桝屋(糸永家住宅離れ・主屋)

別府八湯の一つ、浜脇温泉にある旧家。浜脇再開発によりすっかり町並みも変わり、当時の面影を残すものが徐々に消えていく中、往時の繁栄を偲ぶことの出来る数少ない建物がこの糸永家住宅。
浜脇再開発の目玉として建設された湯都ピア浜脇の南側向かい、拡幅道路に面した漆喰壁の木造平屋が大正初期に建てられたという糸永家住宅離れ、西側小路に面した寄棟造桟瓦葺き正面は塗屋造の重厚な外観の木造2階建てが明治4年築の糸永家住宅主屋。現在はギャラリー桝屋として、生け花の展示会やミニコンサートに利用されている。今回ギャラリー桝屋10周年記念企画の『花展」の開催を機に伺うことが出来た。
入り口玄関周りの常夜灯風看板や、玄関上がり口天井に飾られた鯛の板絵に歴史的雰囲気が感じられる。部屋に上がると1階と2階の板の間のスペースには、生け花の作品が展示されていた。
吹き抜け天井は、漆喰と黒太の梁がむき出しになった古民家風で風格があり、オブジェのような生け花が、梁を利用してダイナミックに空間を演出していた。
東側の窓を通して中庭がうかがえ、樹齢を重ねた蘇鉄が目を引く。
ギャラリー桝屋では、このような展示会の他に、生け花教室やオカリナ教室なども開かれているとのこと。
この建物は、平成19年(2007年)9月、糸永家住宅離れ、糸永家住宅主屋の名称で国の登録有形文化財となっている。
以前何度かこの建物の前を通ることはあったが、どうも中に入りづらく、取材の機を逸していたが、今回の企画展が縁でようやく中を見学することが出来た。
(取材:平成22年11月)
建物詳細は「ふるさとガイド村松幸彦氏」を参照ください。

企画・取材・撮影・編集(Web Design):ITOデザイン事務所/伊藤輝和

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