大正昭和・浪漫のかほりー別府の近代建築遺産/Modern Architecture Inheritance of Beppu


大正昭和・浪漫のかほりー別府の近代建築遺産 NO.07



気品ある均整のとれた赤煉瓦の大正建築

京都大学大学院物理学研究科附属 地球熱学研究施設

別府の国道10号から富士見通りを山手に直進すると、左手にビーコンプラザの一際異様にそびえるタワーとは対照的に、右手に悠然と構えた気品ある均整のとれた赤煉瓦の建物が目に映る。
この建物が、大正13年(1924年)1月に工費20万円をかけて建てられた京都大学地球物理学研究施設(当時)。当時の別府町長が、温泉都市としての充実を図るため、研究機関の誘致を積極的に大学や県に働きかけたその結果と聞く。別府市に市制がしかれたこの時期、別府市公会堂も建設され、別府を代表する貴重な近代建築のひとつとなっている。
赤煉瓦造地上2階半地下1階建のこの建物は、正面から見ると塔屋と玄関を中心に左右対称のデザインで、レンガ造りの外壁に大小の柱型を交互に配し、ギリシャ建築のイオニア式の柱頭の装飾などクラシックな様式を幾何学的な意匠で表現している。
平成8年に修復工事が行われ前庭なども整備されているが、赤い煉瓦と白い石貼りの美しい外観はほとんど当時のままの姿をとどめている。平成9年登録有形文化財に。一年に一度、内部の見学会も行われている。
(更新:平成20年2月23日)
昭和61年('86)撮影 平成12年('00)撮影

企画・取材・撮影・編集(Web Design):ITOデザイン事務所/伊藤輝和

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